📅 最終更新日:2026年7月1日 / 情報は調査時点のものです
Apple Watch SE 3は、常時表示ディスプレイや高速充電など、SE 2からの進化が話題になっています。ただ、実際に検討している方が本当に知りたいのは「進化した点」よりも「結局どこが弱いのか」ではないでしょうか。
そこで今回は、Apple Watch SE 3の良い点だけでなく、口コミやレビューで指摘されている欠点まで踏み込んで整理しました。先に言ってしまうと、「精密な健康管理までは求めていない人」にとってはかなり完成度の高いモデルですが、そうでない人には見送ったほうがいいポイントもあります。
Apple Watchは、スマートフォンと連携して通知の確認や電子マネー決済、健康管理ができる腕時計型のデバイスです。その中でもSEシリーズは、上位モデルの「Series」やアウトドア向けの「Ultra」と比べて価格を抑えたエントリーモデルという位置づけになります。
もくじ
Apple Watch SE 3の価格とスペック
Apple Watch SE 3は2025年9月19日に発売されたモデルで、40mmと44mmの2サイズ展開です。Apple公式の価格は40mm GPSモデルが37,800円〜、44mmは40mmより約4,000円高い価格帯になっています。Amazonでは通常時でも37,036円前後(調査時点)と、公式よりやや安く購入できることが多いようです。※価格の出典はApple公式ストア
チップはS10を搭載し、内蔵ストレージはSE 2の32GBから64GBに倍増しています。SEシリーズとして初めて常時表示ディスプレイに対応し、水深50mまでの耐水性能も備えています。Apple Payでの決済にも対応しているため、Suicaやクレジットカードを腕時計だけで使えるのも魅力です。
購入前に知っておきたいデメリット・欠点
「メリット・デメリット」や「欠点」で検索している方に向けて、先にネガティブな部分から正直に書いておきます。良い点ばかりの記事は、購入後のギャップにつながりやすいと考えているためです。
SE 3の主な欠点
- 心電図・血中酸素の測定に非対応:健康データを細かく追いたい人には物足りません。心拍数の測定や睡眠分析はできますが、上位モデルのSeries 11やUltra 3にはある機能が省かれています。
- フリック入力ができない:メッセージへの返信は音声入力か定型文のみで、画面上でのフリック入力には対応していません。細かい返信を手元で打ちたい人には不便です。
- バッテリーはSE 2から大きく変わっていない:通常使用で最大18時間と、1日1回の充電が前提になります。高速充電で朝の身支度中にある程度回復できるとはいえ、充電そのものの頻度は減りません。
- ダブルタップの実用シーンは意外と限られる:新しいジェスチャー操作として注目されがちですが、使える操作がアプリごとに異なり、日常的に多用するには至らないという声もあります。
- ベゼル(画面の縁)が上位モデルより太い:画面サイズの割に表示領域はやや控えめです。
📝 管理人メモ
仕様を確認したところ、SE 3の健康機能は「心拍数・睡眠・皮膚温」までで、心電図と血中酸素はハードウェア自体が非搭載でした。ソフトウェア更新では追加されない部分なので、これらを重視する場合は買ってから後悔しやすいポイントだと感じました。
SE 2からの進化点
欠点だけでなく、SE 2から明確に進化した部分もあります。特にユーザーの評価が高いのが「常時表示ディスプレイ」と「高速充電」の2つです。
常時表示ディスプレイは、手首を上げなくても時刻や文字盤の情報が表示され続ける機能です。SE 2までは画面を見るために手首を上げるかタップする必要がありましたが、SE 3ではその手間がなくなりました。
高速充電はSE 2に比べて最大2倍のスピードになっており、15分の充電で最大8時間分駆動します。夜も装着して睡眠計測をしたい方にとっては、朝の身支度の間だけでもある程度回復できるのは大きな違いです。
チップの世代が上がったことで、S10搭載により通話やSiriの音声認識の精度も上がっています。SE 2でSiriのもたつきに不満があった方ほど、買い替えの恩恵を感じやすい部分です。
口コミから見るメリット・気になる声
ネット上のレビューを確認すると、購入者の声はおおむね「常時表示・高速充電への満足」と「健康機能・入力方法への物足りなさ」の2つに分かれています。良い口コミ・気になる口コミを要約してまとめました。
Amazonでの声
Amazonの購入者レビューでは、初めてApple Watchを使う人からの満足度の高い声が目立ちます。一方で、健康機能や入力方法についての物足りなさを指摘する声も見られました。
良い口コミ
- デザインと質感:アルミニウムケースが軽量で、価格帯を考えると質感も十分という声。
- 動作の快適さ:S10チップによってアプリの起動や画面切り替えがもたつかないという評価。
- 子ども・高齢の家族用にも好評:スケジュール管理や体調管理が苦手な家族に持たせて役立っているという声。
気になる口コミ
- 心電図・血中酸素が測れない:購入後に「もっと健康機能があると思っていた」という想定外の声。
- フリック入力に対応していない:返信は音声か定型文のみで、細かい文章を打ちたい人には不便という声。
- 設定・移行でのつまずき:Suicaの移行やアプリ連携で手間取ったという報告が見られました。
📝 管理人メモ
口コミを読んでいて気になったのは、健康機能への不満が「壊れている」ではなく「そもそも非対応だった」という購入前の思い込みに起因している点です。仕様を事前に確認しておけば防げるギャップだと感じました。
楽天市場での声
楽天市場でも、常時表示と高速充電への満足度の高さは共通しています。あわせて、バッテリー持ちそのものへの言及も目立ちます。
良い口コミ
- 充電の速さ:入浴中の短時間充電でも1日十分に使える量まで回復するという声。
- Suica決済の快適さ:ロック画面のままでも反応するSuica決済が便利という評価。
- 初めてのスマートウォッチとして選びやすい:価格と機能のバランスが良く、入門用として選んで満足という声。
気になる口コミ
- 毎日の充電管理が地味に面倒:購入前は気にしていなかったが、使い始めてから「充電するタイミング」を考える必要が出てきたという声。
- ベゼルの太さが気になる:画面サイズの割に表示領域が小さく感じるという指摘。
- ダブルタップをあまり使わなくなった:便利そうに見えたが、日常的な操作としては定着しなかったという声。
📝 管理人メモ
「充電が面倒」という声は、SE 2からの高速充電という進化を知らずに購入前の懸念だけが先に立ってしまったケースが多い印象です。実際の充電時間の短さとセットで伝わっていない点が惜しいと感じました。
X(旧Twitter)での声
X上では、SE 2やそれ以前のモデルからの買い替え報告と、常時表示ディスプレイへの好意的な反応が多く見られます。一方で、他モデルとの機能差に気づいたという投稿も見られました。
良い口コミ
- 常時表示の快適さ:「一度使うと元に戻れない」という趣旨の投稿が多く見られます。
- バッテリー劣化からの買い替え満足度:旧モデルのバッテリー劣化がきっかけで買い替え、快適になったという投稿。
- 初売り・セール時の還元の大きさ:ポイント還元やギフトカード還元を活用してお得に購入できたという投稿。
気になる口コミ
- 上位モデルとの健康機能差に後から気づいた:購入後にSeries 11との違いを知り、「もう少し調べればよかった」という投稿。
- Pixel Watchのデザインと比較して悩んだという声:丸型デザインに惹かれつつも、iPhoneとの相性を優先してSE 3を選んだという投稿。
- SE 2との違いが分かりにくいという声:スペック上の違いが伝わりづらく、買い替えるべきか判断しにくいという投稿。
📝 管理人メモ
X上の声を見ていて気になったのは、「SE 2との違いが分かりにくい」という投稿が一定数あったことです。実際は常時表示・高速充電・ストレージ倍増と違いは明確なので、伝え方の問題も大きいのではと感じました。
Google Pixel Watch 4との違い
「メリット・デメリット」で検索する方の中には、SE 3以外の選択肢と比べたい方もいると思います。ここでは、健康機能を重視する人がよく比較candidateに挙げるGoogle Pixel Watch 4との違いを整理しました。
| 比較軸 | Apple Watch SE 3 | Google Pixel Watch 4(41mm) |
|---|---|---|
| 価格帯(公式) | 37,800円〜 | 52,800円〜 |
| 対応スマホ | iPhoneのみ | Androidのみ(iPhone非対応) |
| 心電図・血中酸素 | 非対応 | 対応 |
| 連続使用時間 | 最大18時間 | 最大30時間(常時表示時) |
| 音声アシスタント | Siri | Gemini |
結論として: そもそも対応スマホが違うため「どちらが優れているか」というより「iPhoneかAndroidか」でほぼ選択肢が決まります。そのうえで、iPhoneユーザーが健康機能の物足りなさに悩む場合、Androidへの乗り換えを含めて検討するとPixel Watch 4という選択肢が見えてきます。※価格・スペックの出典は価格.comマガジン
買うべき人 / 見送るべき人
ここまでの内容を踏まえると、SE 3の満足度を分ける決定的な一点は「心電図・血中酸素などの精密な健康データを求めるかどうか」だと感じています。
買うべき人
- 初めてApple Watchを使う、または初代SEやSeries 3など古いモデルから買い替えたい人
- 心拍数・睡眠スコア・通知・Apple Pay決済など基本機能で十分な人
- 常時表示ディスプレイと充電の速さを重視する人
見送るべき人
- 心電図・血中酸素濃度の測定を重視する人(Series 11またはPixel Watch 4を検討)
- メッセージをフリック入力でこまめに打ちたい人
- Androidスマートフォンを使っている人(SE 3はiPhoneのみ対応)
心電図や血中酸素にこだわりがなければ、SE 3は今の価格帯の中でかなりバランスの良い選択です。逆に、健康データを細かく追いたい人が「安いから」という理由だけで選ぶと、後から後悔しやすいモデルだとも言えます。まずは自分がスマートウォッチに何を求めているかを、この記事のデメリット欄と照らし合わせてみてください。
よくある質問
Q. SE 2で使っていたバンドは、SE 3でも使えますか?
A. はい、使えます。ケースサイズが同じであれば、これまでのApple Watchのバンドと互換性があります。
Q. ダブルタップは実際に使いやすいですか?
A. 対応アプリでスマートスタックを開いたり通話に応答したりできますが、使える場面がアプリごとに異なるため、レビューでは「便利そうに見えて日常的にはあまり使わなかった」という声も見られます。過度な期待は禁物です。
Q. バッテリーはどのくらい持ちますか?
A. 通常の使用で最大18時間です。SE 2から容量自体は大きく変わっていませんが、高速充電に対応しているため、短時間の充電でもある程度カバーできます。
Q. 防水機能はありますか?
A. はい、50メートルの耐水性能があります。プールや海で泳ぐ際に装着しても問題ありません。
Q. SE 2は今でも買えますか?
A. Apple公式の現行ラインナップはSE 3・Series 11・Ultra 3で、SE 2はすでに型落ちの扱いです。販売店によっては在庫限りで購入できる場合があります。
まとめ
Apple Watch SE 3は、常時表示ディスプレイと高速充電というSE 2からの弱点をきちんと解消してきたモデルです。その一方で、心電図・血中酸素の非対応、フリック入力ができない点は、SE 2から変わっていません。
「安いから」という理由だけで選ぶと、健康機能まわりで後から気になる点が出てくる可能性があります。逆に言えば、通知・決済・基本的な活動量の記録で十分という人にとっては、今の価格帯の中でかなり完成度の高い選択です。この記事のデメリット欄を、購入前の最終チェックとして使ってもらえればと思います。









